第二回バクモン大会後に思ったこと。

第二回バクモン大会後に思ったこと。



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魅惑のフィールド、相模湖

心配していた台風22号も過ぎ去って安心したのも束の間、23号やら低気圧やらが立て続けにやってきて、あいにくの空模様となったバクモンvol.2の開催当日。前回開催の千葉県・亀山ダムに続いて、今回開催地に選んだのは神奈川県・相模湖。超ハイプレッシャーレイクでありながら、それと同時に釣り人を惹きつける魅惑のフィールドというのは、先に公開した記事でも触れた通り。

そもそも、ファッションメディアの「Houyhnhnm」、総合釣りメーカーの「DAIWA」、そして僕たち「BEFORE YOU WAKE UP」の三者が集まって共同開催しているこの大会。だから参加者の釣り経験値も全くもってばらばら。「ルアマガ」や「バサー」といった有名釣り専門メディアでも名を知られる者から、ほぼ初めてロッドを握った人、この日初めてボートに乗るなんていうフレッシュマンまで、総勢40名近くが集まってくれました。

となれば当然のこと、その釣りスタイルも多岐にわたるわけで。1ozのスピナベや10mダイバーのマグナムクランクをバシバシ投げ続ける猛者がいれば、3inchワームをさらにちぎって1.5inchにするフィネス狂も出現するなど、まさか同じ大会にでてる出場者同士とは到底思えないほどだ。ただ、その出場者たちに唯一共通していることといえば、とにかくピュアに仲間と釣りを楽しもうという気持ち。これほどまでに知識や経験値に差があれど、それぞれ互いのスタイルをどうこう言い合わず、終始笑顔が溢れてるピースな雰囲気は、まさに”バクモン”ならではの光景かも知らない。

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サイズは出ないが、数釣りパターンは好調

当日のコンディションで言うと、この数日で急激に気温が冷え込んだことが影響してか、湖の各所でターンが発生。さらには、いつもは秋山川からの流れが入ってきて水がいいことで知られる柴田ボート付近や、三連ワンド、青田ワンドなど、相模湖を代表する人気ポイントが、軒並み水が死んでて散々な状況。相模湖慣れしている参加者ほど、「今日は本当に魚がどこにいるか分からない…」と苦戦を強いられていた印象でした。

そんな中でもコンスタントに釣果を上げたのは、やっぱりフィネスな釣り。ある参加者は「ネコリグは一切反応がないのに、同じワームで重めのドロップショットにしたとたん良く釣れる。たぶん魚が深いんだと思います。サイズは上がらないけどこれで3本目です!」と、フィネスの中でも特定のパターンを掴んだ者はまずまずの釣果を上げていた模様。ちなみに当日の優勝者は、朝イチバンに青田ワンド入り口付近で、ベイトを追って一瞬だけシャローに上がってきたバスをうまく捕まえたFLAGSTUFFのノブくんで、ヒットルアーは「NORIES」のフリップギル5inchノーシンカー、サイズは36cmとのこと。

 

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楽しみ方は人それぞれ

釣りを真剣に突き詰めていくと、意外にも人と一緒に時間を共有する機会って減っていくもので。もちろん人が少ない場所の方が、魚が受けるプレッシャーも低くて釣れる可能性も上がるし、自分1人であれば、ポイント移動なり釣りのテンポなり、自分の好きなように過ごすこともできるはずで、何より1人時間を満喫しながら目の前の釣りだけに没頭できるのは貴重な時間だとも思う。

ただ、そんな釣りとの関わり方がある一方で、やっぱり仲間と一緒に楽しく過ごしたい時だってある。日常の景色や生活環境を離れて、自然の中に身を置きながら、小さいボートに一緒に乗り込んでいると、不思議と普段あまりしない会話ができたり、ちょっと新しい発見もあったりする。もちろん釣れた喜びや釣れない悔しさを一緒に共有できるのもいいものだ。

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釣果主義だけじゃない、釣りの楽しさ

1人でも仲間と一緒でも、釣れても釣れなくても。要はどちらが良い悪いではなく、釣りってそれだけ楽しみ方の幅が広くて器が大きい遊びってこと。

そんな釣りが持つ本質的な魅力を体感できることが、こういった趣きの大会をやる意義だし、釣果主義だけじゃなく純粋に釣り自体を楽しみたいスタンスを理解し、毎回サポートしてくれるDAIWAさんの懐の深さにも感謝。また、この大会の会場となった総武ボートさんにもこの場を借りて御礼を。ぜひ相模湖を訪れた際は、併設されてるオープンテラスで名物のカレーに舌鼓をうちながら、のんびり湖を眺めるのもおすすめです。

さて次回の開催はいつになることやら。またブラックバスになのか、それとも他の魚種なのか。はたまた関東を飛び出してどこか遠くで出張開催するのも楽しそう。また楽しそうな企画をみんなで作るので、その際はみなさん是非奮って参加してくださいね。

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photo:Fumihiko Ikemoto , Yuma Yoshitsugu , BEFORE YOU WAKE UP

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